はじめに NVIDIA が公開した Falcor Real-Time Rendering Framework で遊んでみました。 Denoising 1spp Path Tracing, Foveated Rendering など、技術研究プロジェクトで使われたフレームワークです。DirectX12 / Vulkan に対して薄い抽象化レイヤを提供しています。オープンソースで、実験的な機能をさくさくとRAD 実装するのに使えると思い、触ってみました。今回は、フレームワークのビルドとサンプルを起動するまでの、導入メモです。 図 HDR のテスト 特徴 物理ベースのシェーディングシステム DirectX12 と Vulkan の薄い抽象化レイヤ 現代的グラフィクス技術のモジュール化されたライブラリ OpenVR を使ったステレオレンダリング カメラ、光源、メッシュのパスアニメーション ビデオキャプチャ FBX, OBJ などを含む一般的な3D アセットファイルフォーマット対応 シーンエディタで各種オブジェクトのオーサリング可能 NVIDIA のGPU でなくても、動作します。今回は、Intel Iris Plus です。 Ray Tracing など、CUDA を使う機能は、そのままでは使えないかもしれません。 Radeon Ray か、Embree か、OpenCL に置き換える、というライフワークが生まれますw 今回の動作環境 Visual Studio 2015, Windows 10 SDK 10.0.15063.0 です。 Microsoft New Surface Pro Core-i7, 16GB RAM, Iris Plus です。 step 1. GitHub から ソースコード入手 https://github.com/NVIDIAGameWorks/Falcor step 2. Falcor とサンプルのビルド 2.1. README を参照します。 Visual Studio 2015, Windows 10 SDK 10.0.14393.795 こちらの環境は、10.0.15063.0 です。 各自の環境に合わせて、プロジェクトのSDK 設定を変更してく